療育のスケジュール

個別療育

 一人一人の発達段階を丁寧にアセスメントして、お子様の興味や得意・不得意に合わせてオーダーメイドの療育プログラムを作成します。
指導員がマンツーマンで、楽しみながら療育を進めていきます。
お子様にとっては楽しい遊び。
「楽しいな」「またやりたい」とワクワクする時間に!
様々な経験を通して言葉、認知、コミュニケーション力を向上させ、できることを一つずつ増やしていきます。

*午後14:30以降のご利用時には、「おやつ提供:100円自己負担」があります。お友だちと一緒に準備や挨拶、食べるときのマナーなどを学びます。(お友だちと過ごすことに慣れる機会)

個別から少人数のグループ療育へ

 個別療育で言葉やコミュニケーションの土台を作った後、実際にお友だちとの関わり(社会性の向上)にチャレンジ!
 お友だちと、自然と関わり合えるように、最初はスタッフが見守りや仲介をしながら、子ども同士ならではの関わりを体験し、他者への興味や関心をもち、一緒に遊ぶ楽しさを知ります。(まずは個別療育から)少人数療育への移行のタイミングは、保護者様とも面談しながら進めて参ります。

療育後は保護者の方とフィードバック

 療育の後に、フィードバックの時間を設け、お子様の療育の様子などをお伝えします。ご家庭での様子などもお話していただきつつ、お子様にとってより良い接し方などを一緒に考えていきます。
 また、定期的な面談を行い、個別支援計画の見直しも行います。

就学前療育

<小学校の集団生活に向けての準備>

 幼稚園や保育園の年長クラスになると、お子様の小学校生活について、心配なことが具体的になってきますね。

<様々な準備を丁寧に!>


 個別の支援を軸に、1対1の力が付いてきたら、グループでもその力を発揮できるように、小学校の集団生活に向けて様々な不安に対応した療育へ進めていきます。

など、就学前のプログラムは、これらの内容を組み合わせて、お友だちとグループならではのやりとりを経験しながら、総合的に指導を進めていきます。

プチ預かり支援

 (*2024年11月現在、プチ預かりの空きはございません)

①午前9:20~12:30・・・お昼ご飯(お弁当)をお持ちください
②午後13:30~16:40・・・おやつ(実費:最大100円)の提供があります 
(*おやつは、食物アレルギーや食の特性など、状況によってはご持参いただくこともございます。)

<プチ預かり支援の内容>
*3時間の預かり支援。
*個別又はお友だちと一緒に机上の課題、運動課題、排泄や着替え、食(午前の場合:昼食・午後の場合:おやつ)などの生活指導も場面に応じて行います。
*お子様の様子や季節に応じて、お庭で戸外遊びをすることもあります。(安全が守れる状況の場合に限ります)
*異年齢のお子様と一緒になることもございます。

療育のプログラム

厚生労働省の「児童発達支援のガイドライン」に沿って
5つのプログラム(支援の5領域)を基本にプログラムを考え
これらの内容を組み合わせて行います。

①健康と生活

日常生活を送るために必要な基本的な力

基本的生活動作

例えば・・・
*ボタンをはめる
*ファスナーを開け閉めする
*靴を脱ぐ、履く
*衣服の着脱
*手を洗う・うがいをする
*道具の操作(スプーン・箸・はさみ)

②運動・感覚

姿勢・運動・動作の向上
持っている感覚を総合的に活用する力

粗大運動…(姿勢と移動に関する運動)
例えば
 *手押し車*バランスボール*風船
 *ジャンプ*ボーリング*ボール遊び
 *バランス歩き*トンネルくぐり*サーキット

微細運動…(小さい筋肉の調整が必要な運動)
例えば
 *ひも通し*ボタンはめ*型はめ
 *入れる*折る*ちぎる*はさみ
 *スプーン*フォーク
 *書く*塗る*模倣*手遊び*結ぶ

様々な感覚に働きかける活動
*好きな音や光を取り入れた遊び
*様々な触覚にふれる活動
*心地よく過ごせる環境調整

③認知・行動

認知の発達
空間・時間・数の概念
様々な物事や環境を適切に理解し、行動する力

認知の課題

例えば
*パズル、タングラム
*型はめ、マッチング
*関係を把握する *名称や用途を知る
*文字*ことば遊び *数の概念

*色*形*大きさ*量
*しくみ、ルールを理解する遊び

④言語・コミュニケーション

具体的な事物と言葉の意味を知ったり、発声する
言葉や文字、記号を用いて自分の気持ちを表す
コミュニケーション能力の向上、活用

*絵カード
*絵本、紙芝居、パネルシアター
*ことば・文字遊び

⑤人間関係・社会性

他者との関わり
行動を調整したり、仲間や集団への参加

アタッチメント(愛着行動)の形成
模倣・感覚運動・象徴遊び
一人遊びから協同遊び
気持ちや情動を調整する
集団への参加する手順やルールを理解する

例えば
*ふれあい遊び、スキンシップ、ハンモック
*おままごと
*みたて遊び、つもり遊び、ごっこ遊び
*音楽リズム
*順番やルールのあるグループ遊び

*お手伝い・お当番活動

*お子様の状況に応じて、刺激になるもの(光・音・見えるもの)を排除した環境つくり。
*清潔でわかりやすい工夫

*スモールステップで個別の支援計画を立て、「できた!」を力に「もっとやりたい」を引き出す。
*発達に合わせた教材提供

*保護者様の声を大切に。
*記録や会話からお子様のご家庭の様子も貴重な情報。

*明るく・楽しく!
*具体的に年齢に合ったほめ方で ほめる
*わかりやすく、成功できる課題で
*安心できる、必ずできる教材も入れながら、お子様の様子をみてチャレンジもしてみる
*選ぶ力を引き出す

児童発達支援ひなぎくでは、ひなぎくに通うお子様が 

◇自分に自信をもつことができる

◇人や周りの環境に合わせて行動することができる

◇自分の気持ちを相手に伝えることができる

これらの「ひなぎくが目指していること」を基本にしつつ、その子なりの成長の喜びを保護者様と共に感じながら、支援していきます。